
佐藤伸治のソングライティングと強靭グルーヴ|海外で伝説化!Fishmansの夢見る音楽
Fishmansは、1987年に結成された日本のロックバンドである。レゲエを基調としたスタイルから出発し、ダブ、エレクトロニカ、ポップなどあらゆるジャンルの要素を貪欲に取り込みながら、唯一無二の音世界を築き上げた。
その音楽の核となるのは、佐藤伸治(ボーカル、ギター)による夢見るように叙情的で内省的なソングライティングと、茂木欣一(ドラムス)と柏原譲(ベース)が作り出す、世界的に見ても稀有な強度とグルーヴを持つ強靭なリズム隊だ。この「強靭なリズムと夢見るメロディ」のコントラストこそが、Fishmansサウンド最大の魅力である。
彼らの歌詞は日常の風景や感情を極めて率直かつ映像的に描き出す表現力に富み、多くのリスナーの共感を呼んだ。
1990年代後半にはダブ処理を大胆に取り入れた『空中キャンプ』『LONG SEASON』といった傑作群を発表し、国内外で高い評価を獲得。特に、1998年のライブ作品『男達の別れ』は、アメリカの音楽レビューサイト「Rate Your Music」において、「史上最高のライブ映像作品」で1位を獲得するなど、世界中の音楽ファンに「伝説のバンド」として影響を与え続けている。
主要メンバーであった佐藤伸治の死(1999年)により活動は休止したが、その音楽は今なお新鮮さを失わず、日本のロック史における重要な金字塔として、聴き継がれている存在だ。
▼ストリーミング記録
2025.12.現在/as of 2025.12.
01.
★☆☆
なんてったの 1992
ゆるやかな、今のクルアンビンのようなバックトラックに合わせて展開するヴォーカルラインはポップで美しい。ハンドクラップにドリーミーな和音が◎
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02.
★☆☆
SUNNY BLUE 1996
グルーヴィンなベースと個以上機械のようなパワフルなドラムのビート。ファットボーイなどのビッグビートのイメージがある。
03.
★☆☆
BABY BLUE 1996
ゆるやかなシンセの刻み、涼し気なギターにフルート。ベースはしっかりと歌ってる。そんな音楽をよく知ってる人がつくるレゲエナンバー。サビは素敵、歌詞もヒューマンだ。
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04.
★☆☆
感謝(驚)1998
レゲエのスタイルに、ブレイクビーツなリズムとのポリリズム的作品。センス抜群だ。
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05.
★☆☆
救われる気持ち 1998
ピアノで始まるスローバラード、靄に包まれたようなナンバー。歌詞が描写的で素直な表現で聴き入ってしまう、清志郎に近い感性かもしれない。エンディングはほほえましい。
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06.
★☆☆
I DUB FISH 2018
ハーモニカとレゲエダブ、ありそうでないムードだ。リズミカルなヴォーカルもビートと相まってボブマーリィのようにグルーヴィン。ギターのカッティングもいい。中盤から激しく展開して、グッとまた引き戻す。MCはルー・リードのようだ。
07.
★☆☆
ナイトクルージング2018 - remixed by ZAK 2018
しっかりと夜のイメージの電子音とパッドのバッキング、2:45あたりからドラムが動き出す、そしてドハマりのループの展開、ボトムのビートがクールだ。
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アメリカの音楽レビューサイト「Rate Your Music」でこの作品「男達の別れ 98.12.28@赤坂BLITZ」が「top videos of all-time」において堂々一位に輝いている、二位がツェッペリン、三位がビートルズ、そしてトーキング・ヘッズ、アイアンメイデンと続く。<2021.10.3現在>Sponsored Links