The Record Company

アメリカの国旗
爆走するグルーヴと重低音。The Record Companyが提示するダンスフロア直結のロック |ブルース₊パンク₊ロック+EDM

ロサンゼルスを拠点に活動するThe Record Companyは、伝統的なルーツミュージックと現代的なダイナミズムを融合させ、ロックの新たな地平を切り拓く3人組バンドである。クリス・ヴォス(Vo, G)、アレックス・ストリフ(B)、マルク・カゾーラ(Dr)によって結成された。

彼らの音楽的核心は、泥臭いブルースの衝動、パンクの爆発力、そしてスタジアムロックのスケール感を、最新のグルーヴで再構築する点にある。2016年のデビューアルバム『Give It Back To You』は、第59回グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム」にノミネートされ、世界的な評価を決定づけた。

特筆すべきは、その圧倒的なリズム解釈である。ボ・ディドリー直系のワンコード・ブギを現代のダンスフロアに対応させる高いBPM設定や、テクノ、ビッグビートに通ずる重厚な低域の使い方は、既存のレトロ・ロックの枠を完全に超越している。

四つ打ちのドラムやループ感のあるフックを多用し、聴き手の身体性に直接訴えかけるその手法は、まさに21世紀の「進化型ロック」の象徴だ。

泥臭さと洗練、衝動と緻密な構築が同居する彼らのサウンドは、ジャンルの壁を破壊し続ける。伝統への敬意を払いながらも、常に最先端の熱量を放つ唯一無二の存在である。

                                                    *


ジョン・リー・フッカーのようなブルースミュージシャン、ザ・ストゥージズのような初期のパンクバンド、そしてローリングストーンズのようなロックバンドの影響を公言。それに加えて私はケミカルやアンダー・ワールドなどのテクノ、ビッグビートの影響もあるはずと推測する。最先端進化型のロックバンドの先頭グループだろう。


▼ストリーミング記録



2026.02..現在/as of 2026.02

01.

★☆☆
Feels So Good 2016
ボ・ディドリーのようなワンコードブギ。bpmは驚異の206、爆走ブギ。最高

02.

★☆☆
Give It Back To You 2016
アコギのストロークで始まって、シンセベース主導の展開へ。ヴォーカルのイメージはレニー・クラヴィッツ。サビはキャッチー。中盤からハンドクラップが入ってノリが↗

03.

★☆☆
In The Mood For You 2016
これもボ・ディドリーかジョン・リー・フッカーの得意とする展開。彼らはよくわかっている。ノリも、大切なキメのニュアンスも。


04.

★☆☆
I'm Getting Better (And I'm Feeling It Light Now) 2018
bpm195のブギ、キャッチーなフックが耳に残る。疾走感と爆発感もある強力なキラーチューン。

05.

★☆☆
Going Home 2018
bpm121の力強いシンプルなリズムとエッジの効いたギターでグルーヴする。最高のパーティーナンバーだ。





06.

★★☆
Never Leave You 2021
このギターはストーンズのイメージ。最高にカッコいい。ヴォーカルラインはマルーン5やイマジン・ドラゴンズを思わせる。

07.

★★☆
Gotta Be Movin' 2021
この強烈なミディアム・グルーヴはセンスなしではありれない。楽器が上手でも、理論に長けていてもなかなか出来るものではない。一言、それは「センス」単調な曲もこのグルーヴで最高のナンバーになる。

08.

★★☆
Get Up And Dance! 2021
タイトル通りのグイグイとおしりをムズムズさせるナンバーだ。マーヴィン・ゲイのノリとマルーン5などに代表されるミクスチャーロックの要素もある。かっこいい。

アナログを買おう!

09.

★☆☆
Ball And Chain 2021
ケミカルブラザーズのようなスネアの存在感のグルーヴ・ナンバー。バスドラも相当深い。

10.

★☆☆
Spoonful 2021
ワンコードの転回でこうもかっこいとたまらない。四つ打ちのドラムに、フックのループで徐々にヒートアップしていく様はライブではエクスタシーを感じるだろう。


11.

★☆☆
Hound Dog 2022
次世代のロックンロール、四つ打ちではないがハイハットポジションが強調されて、同じ効果が出ている。全編入るコーラスもカッコいい

12.

★☆☆
I Found Heaven - In My Darkest Days 2023
倍音心地いいアコギのストロークにハープが絡み、ブルージーに展開する。リズムはドライブ感たっぷり。飲みながら聴きたいホットなナンバーだ。


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