Gruff Rhys

ウェールズの国旗
ウェールズの至宝グルフ・リース、知性を揺さぶる独創的メロディと物語の深淵|毒を持つ花は美しい、稀代の曲者

ウェールズ出身のシンガーソングライターであり、プロデューサー、作家、映画監督としても活動するグルフ・リースは、現代音楽シーンにおいて最も独創的な足跡を残し続けているアーティストである。

1990年代にはスーパー・ファーリー・アニマルズのフロントマンとして一躍脚光を浴び、ウェルシュ・ポップを世界的な水準へと押し上げた。

彼のソロワークに共通するのは、一見すると耳馴染みの良いメロディの裏側に、鋭い社会風刺やシュールレアリスム、そして深い人間愛を忍ばせる手法である。2014年には、自身の先祖の足跡を追ったアルバム『American Interior』が、イギリスの権威ある音楽賞「ウェルシュ・ミュージック・プライズ」を受賞した。

彼の楽曲構成は極めて多角的である。緻密に計算されたピアノのアルペジオや、歪みを効かせたギターのリフ、さらには南アフリカのDJムジとのコラボレーションに見られる多国籍なリズムの導入など、その探究心に限界はない。

言語においても英語とウェールズ語を自在に操り、アイデンティティへの深い洞察を示す。聴き手を夢心地の深淵へと誘いながら、最後には現実の鮮やかさを突きつけるその音楽性は、まさに「毒を持つ花」のような抗いがたい魅力を放っている。


▼ストリーミング記録



2026.02..現在/as of 2026.02

01.

★☆☆
In a House with No Mirrors 2010
オンリーワンな歪みギターサウンドのリフに四つ打ちのタイトなリズム、リズミカルなヴォーカル、個性的なベースラインとどれもこれも刺激的。


02.

★☆☆
American Interior 2013
ドンシャリなドラム、エルヴィス・コステロのようなヴォーカルが個性的。こんなに個性を出せるのは興味をそそるものがある。上へ上えへと昇りつめるようなアレンジも◎

03.

★☆☆
Liberty (Is Where We'll Be) 2013
ピアノのフレーズとドライブ感のあるリズムが前面に出るポップなナンバー。

04.

★☆☆
Walk into the Wilderness 2013
シンプルなサビが素晴らしい。アウトロへ向けてリピートからの展開も◎


05.

★☆☆
Taranau Mai - Muzi Remix 2019
feat.Muzi
高速3フィンガーのギターに高速パーカッションが絡んで曲がスタートする。エスニックなムードはホーミーの登場でさらに際立つ。南アフリカのDJ、シンガー、ソングライター「ムジ」とのコラボ。*Added all Muzi album 





06.

★☆☆
Seeking New Gods 2021
ゆったりとしたリズム、音も少なめ、ノーリバーブのヴォーカルがなぜかしっくりくるバラード。いい感じのコーラスのサビはウエストコーストのムード。

07.

★★★
Distant Snowy Peaks 2021
ピアノのアルペジオで始まる感動的なメロディのバラード、切なくて、でもやさしくて、一歩づつ上に連れていかれる。


08.

★☆☆
Libray to Kiss 2023
アコギとピアノ、そしてクランチギターのフレーズが見事にまとまって夢心地の音世界。2コードの無限ループ。こうやって曲が膨らんでいくんだろうと思わせるインスト


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