

ファンタスティック・ネグリート:米国発、グラミー3連覇の鬼才。ブルースとファンクが共鳴する魂の響き|すべての人にアメリカン・ブラック・ルーツミュージックを
アメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれ、カリフォルニア州オークランドを拠点に活動するファンタスティック・ネグリート(Fantastic Negrito)は、現代音楽シーンにおいてブルースの概念を更新し続ける革新的な表現者である。波乱に満ちた半生を経て、40代半ばで音楽界に復帰した彼は、第59回グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム」の受賞を皮切りに、3作連続で同部門を制覇するという類稀な快挙を成し遂げた。
彼の功績は、ブルース、ファンク、ゴスペル、ロックといったアメリカン・ルーツミュージックの奔流を、現代的な視点で一つの力強い音像へと昇華させた点にある。泥臭い土着的な響きと、緻密なスタジオワークによる洗練が共鳴するそのスタイルは、ジャンルや世代を超えて幅広い支持を集めている。特にハンドクラップやアタックの強い打楽器を多用した躍動感溢れるリズム構成は、聴き手の本能を揺さぶる。
楽曲の核心にあるのは、咆哮のような力強さと慈愛に満ちた繊細さが同居するヴォーカルワークである。ピアノが紡ぐ美しい旋律から、疾走感のあるファンキーなギターカッティング、さらには電子音楽の要素を取り入れた実験的なアプローチに至るまで、その表現領域に限界はない。自身のルーツを深く掘り下げながらも、常に未来を提示し続ける彼の作品群は、アメリカ音楽の豊穣さを体現する不変の至宝である。
▼ストリーミング記録
2026.04.現在/as of 2026.04.
01.
★★☆
Hump Through The Winter 2016
歌い出しのスタイルはツェッペリンだ、リズムが展開してダンサブルなカッコよさ。ツエッペリン₊ジェームズ・ブラウンといった感じ。グレイト!スネアもボンゾに似てる
02.
★☆☆
Nothing Without You 2016
ヴォーカルはここでもロバート・プラントにアル・グリーンとをダブらせる。ヴォーカルが際立つゆったりとしたバラード
▼第59回2017年 Best Contemporary Blues Album Winner
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03.
★☆☆
Night Has Turned to Day 2017
ミシシッピー地方をすっとイメージさせてくれる序盤の展開。ここでもハンドクラップを用いている。
04.
★★☆
The Time Has Come 2017
美しいソウルバラード。ピアノが素敵だ。頭でわかっていてもこう綺麗にまとめるのはセンスが不可欠
05.
★☆☆
Chocolate Samurai 2020
スティービーのHigher Graundを思い出した。弾んだ感じのアレンジセンスが光るナンバー
06.
★☆☆
Raunchy Soup Crackers 2020
弾んだ感じのブルース進行でここでもハンドクラップを多用、よくあるナンバーと一線を引いたブルースナンバーとなっている
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07.
★☆☆
Root City 2021
重いリズムはまるで祭や儀式のイメージ、太鼓のようなドラミングも
08.
★☆☆
Highest Bidder 2022
小刻みなカッティングにオルガンの押さえ、小節頭のアクセントがポイント
09.
★☆☆
Oh Betty 2022
じわじわとうねり出すビートで始まって、コーラスを入れてのサビへ、単なるブルースナンバーじゃない、後半はEDMの要素も
10.
★★☆
Trudoo 2022
アコギのフレーズから疾走感のあるファンクのスタイル。コーラスと合わさってのフック連発のようなサビもクール&ファンキー。ギターカットに高速エレべのフレーズと強烈。サビ、ゴキゲンだ。
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11.
★☆☆
You Better Have a Gun - Acoustic 2023
ストーンズのメインストイートあたりのイメージ、ブルージーなフィーリングがたっぷりのギターにゴスペル風のサビ、大きくゆったりとうねるグルーヴはまるでゆりかごのようだ
12.
★★☆
Virginia Soil - Acoustic 2023
エレアコのエレキ寄りのトーンセットでのギターのカットとホットなドラミングの絶妙の相乗効果、グイグイと来るビート・グルーヴは最高!シンプルなフックの連発でさらに↗このギタートーンはアタック音バリバリだからドラムとの相性は◎ すごいコントロール
13.
★☆☆
This Little Light of Mine 2024.
ファンクとブルーズとゴスペルの要素の混じったハイブリッド・ルーツ・ソング。ヴォーカルはプリンスが歌っているようにも感じる
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