

PJハーヴェイ:マーキュリー賞2度受賞の快挙|共感覚を呼び起こす至宝の作品たち
イギリスが誇る稀代のシンガーソングライター、PJハーヴェイ(ポリー・ジーン・ハーヴェイ)は、常に自己変革を繰り返す唯一無二の表現者である。1992年のデビュー以来、ロック、ブルース、フォーク、アヴァンギャルドといった領域を横断しながら、人間の深淵を描き続けてきた。
彼女の音楽背景には、彫刻を学び、サックス奏者としての顔も持つ多彩な芸術的感性が流れている。その創作活動は極めて高く評価されており、英国で最も権威ある音楽賞の一つ「マーキュリー賞」を、史上初めて2度受賞(2001年『Stories from the City, Stories from the Sea』、2011年『Let England Shake』)するという快挙を成し遂げた。
自身の詩集を原典とした『I Inside the Old Year Dying』では、生死の境界や歴史の狭間を彷徨う深遠な音世界を構築している。初期の剥き出しの衝動から、近年の歴史的・社会的な洞察に至るまで、その歩みは一つの壮大な叙事詩のようだ。聴き手の共感覚を揺さぶり、静寂と激情を同時に刻み込む彼女の作品群は、時代を超えて輝きを放ち続ける。
2023年7月7日リリース作で「人生の対極の間、そして最近の歴史と古代の歴史の間の空間にどういうわけか位置する音の世界を構築しています」とコメント
▼PJハーヴェイの作品に初期から関わっていたプロデューサーのインタビュー
▼ストリーミング記録
2026.04.現在/as of 2026.04.
01.
★☆☆
O Stella 1992
かっこいいギターとヴォーカルで始まりドラムたちが入る。リズムが力強く転がるイメージだ。2小節単位の大きなグルーヴがある。
02.
★☆☆
Dress 1992
グイグイと来るリズムとスネアポジションのリズムが交錯しながら進む、ヴォーカルは一貫として疾走感がある、サビでリズムが一体となるのは刺激的に感じる。アレンジの勝利だ
03.
★☆☆
Victory 1992
ベースのフレーズが引っ張る序盤、スライドギターだ!中盤からギターがパワーアップ、そして次はスライドギターだけが前面に。アウトロは↗
04.
★☆☆
Sheela-na-gig 1992
押さえた展開のA、弾むリズムが印象的なBの展開
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05.
★☆☆
Meet Ze Monsta 1995
激歪みのギターに工場機械のようなドラム、ヴォーカルも戦慄させるものがある。見事に徹底している。大きなうねりも後半は特に気持ちいい
06.
★☆☆
C'mon Billy 1995
フルレンジのアコギのストロークで歌い倒すイメージ。
07.
★☆☆
Down By The Water 1995
リズミカルなヴォーカルラインと電波のノイズのようなサウンド、ウッドブロック。大きな揺れのリズムが一貫して最後まで。
08.
★☆☆
I Think I'm A Mother 1995
思わせぶりなギターのフレーズが4回、ゆっくりと曲が動き出す、ドラムは倍音たっぷりのボトム。リズミカルなフックが繰り返される。不思議なグルーヴ感、空気感に何度も聴いてしまった。デヴィッド・リンチが頭をよぎった。
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09.
★☆☆
The Wind 1999
ささやくようなリーディングで始まる、バックトラックはタイトでベースがグルーヴィン。ヴォーカルが被さってくる。ウィスパーリーディングと同じ歌詞を歌っているようだ。
10.
★☆☆
A Perfect Day Elise 1999
テンションコードで刻むイントロはスリリングだ、ヴォーカルとドラムが共演する展開のA、サビはタイトルワードのフックがビシッとキマル。
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11.
★☆☆
Big Exit 2000
マーキュリー賞受賞アルバムの一曲目のエネルギッシュなナンバー、オアシスのようなギターのイントロにまずガツーン。ヴォーカルも全編パワフル。印象的なベイビー、ベイビー♪のフレーズが◎
12.
★☆☆
A Place Called Home 2000
細かく刻むギターにシンセのドローン、抑え込まれたタイトなドラムが次に来るスネアの音を印象付ける。ヴォーカルにトムヨーク、またボノをイメージした。
13.
★★☆
Horses In My Dream 2000
全編アコギとピアノの響きが心地いいミディアムスロー、ヴォーカルは退廃的なムードも楽器たちの優しいサウンドに救われるイメージだ。微妙な空気感が味わい深いものになっている。中盤でバックに歩み寄るヴォーカルにニヤッとさせられた。
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14.
★☆☆
The Glorious Land 2011
史上初の2回目のマーキュリー賞受賞アルバムから。ダービーのファンファーレかな? 何度か挿入される前半後半、ギターのストロークに乗せて掛け合いのヴォーカルパートが展開。アウトロに向けて煽るように↗
15.
★★☆
The Words That Maketh Murder 2011
ギターのストロークとウラを感じる体が動くリズム、サビではサックスもリフを奏でてスリリングだ。民族的なムードのコーラスもリズム隊のようだ、全編ダンサブル
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16.
★☆☆
Run On 2022 "Bad Sisters OST"
feat.Tim Phillips
ゴスペルのムードを持ちながら足ふみをするリズムで終始展開する
17.
★☆☆
Love Will Tear Us Apart 2024
メロディラインとアプローチが改めてビョークをイメージした。ジョイ・ディヴィジョンの作品もポリーが歌うとあたらしい何かが見えてくるんだ
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