
不滅のバリトンが導く、2コードの迷宮。その単調な反復は、やがて烈火のグルーヴと化す。<1964-2022>
アメリカ合衆国ワシントン州出身。スクリーミング・トゥリーズのフロントマンとしてグランジ・ムーブメントの中核を担い、解散後はソロ・アーティストとして独自の地平を切り拓いた。
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジへの参加やイゾベル・キャンベルとの共作など、多岐にわたる活動を展開した。その功績は高く評価され、2021年には自叙伝『Sing Backwards and Weep』で英MOJOアワードの年間最優秀ブック賞を受賞。死後もなお、オルタナティヴ・ロック界における最重要人物の一人として君臨し続けている。<残念ながら受賞本は和訳されたものがない>
削ぎ落とされた音に宿る、圧倒的な創造性
彼の音楽の本質は、不滅の低音ボイスとミニマリズムの融合にある。わずか2コードの構成から、魂を激しく揺さぶる究極のグルーヴを抽出する。初期のアコースティックな手触りから晩年の電子音響への傾倒まで、その変遷は常に革新的である。
暗闇の中に光を灯すような、慈愛と毒を孕んだ歌声。それは単なる音楽の枠を超え、聴き手の生命の拍動と共鳴する。マーク・ラネガンが遺した名曲群は、時を経ても色褪せることのない真理を物語る。
▼ストリーミング記録
2026.01..現在/as of 2026.01
01.
★☆☆
Tan Feet Tall 1990
アコギ2本のバッキングでドライブしていくナンバー、ドラムレスだがしっかりとビート感がある。奇妙なギターソロはご愛敬
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02.
★☆☆
House A Home 1994
シンコぺリズムにフィドルの味わい。ただのカントリーナンバーとさせないところが興味深い
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03.
★☆☆
Stay 1998
アコギとヴォーカル、ギターもいいフレーズ、サビで後ろに入るハーモニカも実に味わい深い
04.
★★☆
Bell Black Ocean 1998
アコギとピアノのアルペジオ・コンビネーションで語りかけるように歌うマークは実に優しい。間奏はアコギのスライドだ!それに呼応するようにピアノが高音部で歌う。なんて癒される曲なんだろ
05.
★☆☆
Last One In The World 1998
イントロの絶妙にフランジされたギターの音、リムショットにアコギのフレーズ、ここちいいコード進行にマークの声でカウンターだ。クリス・レアの世界をイメージした。
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06.
★★☆
Kimiko's Dream House 1999
エレピとギターのアンサンブルがクールなメロウナンバー、マークもだみ声じゃい。サビでのメロディとギターのフレーズの絡みが抜群。
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07.
★☆☆
Methamphetamine Blues 2004
4つ打ちの機械的なアタック音に絡むマークのだみ声、呼応するギターに女性コーラス。大きくグルーヴしている。
08.
★★☆
Sideways In Reverse 2002
強烈2ビートのアッパーチューン。ギターもヴォーカルも実にパンキッシュで◎、ルー・リードが歌ってそうな激しいナンバー
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09.
★☆☆
Riot In My House 2012
2コードをボックスで展開するミディアムグルーヴ。ギターも野性味たっぷりで刺激的、刻むピアノも存在感◎
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10.
★★★
Solitaire 2013
ソリッドのエッジの効いたサウンドに、ロイ・オービソンのような高音、ニール・セダカ作曲のこのナンバー、カーペンターズやプレスリーも歌っていた。マークのナチュラルさと哀愁感に完全に手が止まってしまった。⊳歌詞
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11.
★☆☆
Death Trip to Tulsa 2014
ミディアム・スローなグルーヴナンバー。ヴォーカルがグイグイと引っ張っていく
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12.
★☆☆
A Suite for Dying Love 2015
フルレンジのヴォーカルミックスはスピーカーの位置にマークがいる。12弦アコギのストロークが心地いい、そしてお約束のオルガンが参入。ドラムはタイトなドンシャリ、ノーリバーブ。
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13.
★☆☆
Seventh Day (Tom Furse Extrapolation ) 2015
4つ打ちのシンプルなビートにパーカッション、シンセベースの存在感、シンセが飛び回る。ヴォーカルはコーラスと一緒に入る、そしてキャッチーなフックの展開。8:18のロング、気が付けば悪魔を憐れむ歌のリズムになっている。ジャムセッションの課題曲としてどうだい?
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14.
★☆☆
Nocturne 2017
ボトムの深いベースに刺激的な音はなんだろ? 最初のサビで熱くなったヴォーカルに呼応するギターパートは超絶にクール。細かく動くシンセも随所に前面に来る。
15.
★★☆
Old Swan 2017
8つ打ちのビートでロングトーンのギター、ヴォーカルは相変わらず2コードの中で動き回る高い創造性を魅せる。ギターとシンセで大きな壁、グルーヴがやはり素晴らしい
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16.
★☆☆
Stitch It Up 2019
激しく動くギターのリフから機関車のようなビートが体を揺さぶってくる。コーラスが見事なフックで呼応する、サクッと3:03
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17.
★☆☆
I Woulde't Want To Say 2020
ハモンドの分厚い音、テレビゲームのサウンドのような音から、男性コーラスのロングトーン、マーチングバンドのような激しいリズムにどうしたらこう歌えるのか?という展開、ポリリズムの極めつけ
18.
Bleed All Over 2020
リズムマシーンのような機械的なリズムにヴォーカルラインのキャッチーなフックの展開。ミックのJust Another Nightのニュアンスが感じられる。
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19.
★☆☆
Paper Hat - IYEARA Remixes 2020
ドローンサウンドなイメージのシンセにマークの独壇場と言えるヴォーカルワールドが冴えわたる。
20.
★☆☆
Name And Number - IYEARA Remixes 2020
動きの激しいリフにキラキラとしたシンセに心拍音のバスドラ、淡々と抽象的なイメージで展開するが後半の1分半でドラムがトップギアに入る。そこは痺れる
21.
★☆☆
Radio Silence - IYEARA Remixes 2020
印象的なタイトルワードのフック、ドラムンベースのアプローチで展開する。そのなかでリアルなバスドラを生々しく聴かせるパートもあって刺激的なリミックスだ、後半は疾走感たっぷりの展開
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22.
★☆☆
Mud Pink Skag 2004 - 2024 Remaster
サイケかつパワフルなドライブ感を持つグルーヴ・ビート、若干のラジオトーン・ヴォーカル、スネアが絶妙に煽り、悪魔を憐れむ歌のようなコーラスとどれもが◎
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