Cabaret Voltaire

イングランドの国旗 
サンプリングの先駆者、キャバレー・ヴォルテール。電子音楽の原点と進化、ノイズとダンスの融合|インダストリアルのレジェンド

キャバレー・ヴォルテールは、イギリス・シェフィールドが生んだインダストリアル・ミュージックの先駆者である。1973年の結成以来、パンクの精神性と電子音楽の実験性を融合させ、後世のテクノやハウス、オルタナティブ・ロックに多大な影響を与えた。

彼らの音楽活動は、初期のノイズ実験から中期のダンスフロア向けサウンド、そして晩年のストイックなドローンまで、常に変容を繰り返している。

1980年代にはNME誌のインディー・チャートで上位を記録し、独立独歩の姿勢を貫きながらも、カルト的な人気を不動のものとした。特定のジャンルに安住せず、サンプリング技術を駆使して既存の音楽構造を破壊し、再構成する手法は、まさに音のシュールレアリズムを体現している。

2020年にリリースされた作品群においても、その鋭利な感性は衰えを見せない。緻密に計算されたビートと、不穏ながらも中毒性のあるリフレインは、聴き手を未知のトランス状態へと誘う。

彼らは過去の栄光に頼ることなく、常に「現在」の音を追求し続ける。時代を超越して響くその硬質なリズムと音響設計は、現代の音楽シーンにおいても異彩を放つ孤高の存在である。

  


▼ストリーミング記録



2026.02..現在/as of 2026.02

01.

★☆☆
Sex,Money,Freeks 1987
シンプルだがサイケでこれぞ80’sといったサウンド、エッジの効いたベースが印象的。タイトルワードのフックはマドンナのJustify My Love/1990に引き継がれている




02.

★☆☆
Runaway 1990
シンセベースの誘導からスタート、ギターの印象的なカット、弾んだようなシンセの呼応と刺激的な展開。ヴォーカルも入り、ブラスも絡みホットな展開に


03.

★☆☆
Happy 1991
金属とウッドの音に導かれてビートが始まる、四つ打ち、リズミカルなベース、囁くようなヒップホップなヴォーカルも◎


04.

★☆☆
Radical Chic 1993
エレピのカット、裏打ちのハンドクラップにオルガンのヒットなバッキング、四つ打ちビートでドライブする。気が付いたらハンドクラップは2泊4拍にキマッテル。


05.

★☆☆
Delmas 19 1993
鳥の鳴き声、幻想的なイントロに分厚い四つ打ち、シューティングサウンドに無線のサウンド、そして地を這うベースライン。四つ打ちはアフロリズムに変化している





06.

★☆☆
Bultal But Clean 1994
テレビゲームのようなサウンドにシンセのリフ、ビートとギターカットが入りスネアの連打、そしてベースのループで曲が動き出す。11:01の長尺で刺激的なおいしさたっぷり

07.

★☆☆
The Message ( An Original Hollywood Theme) 1994
何かの合図のようなシンセのループから、テクノなシンセフレーズ四つ打ちの力強いビート

08.

★☆☆
Exterminationg Angel 1994
ループされる2種類のシンセのコンビネーションにビートが徐々にヒートアップしていく。中盤あたりは強烈なグルーヴのみのシンプルさ


09.

★☆☆
Breath Deep 2014
細かく刻むリズムに印象的なシンセ音、ブラスが切り込んでくる。基本的に1コードでの展開、サイケなヴォーカルも刺激的


10.

★☆☆
Be Free 2020
一拍目のアクセントが来るバッキングたち、サイケで刺激的なサウンドに、ラテンのリズムが見事にキマッテル。




11.

★☆☆
Universal Energy 2020
ホラーなフックに4つ打ちビートに8つ打ちシンセ、2拍4拍の個性的なスネア、10:58の疾走ナンバー

12.

★☆☆
Vasto 2020
1拍3拍の強烈なアクセントで始まる、祈りのようなフック、細かく刻むスティックサウンド、さらにアクセントが強調されて4つ打ちビートが始まる。激しく暴力的なカーニバルビートだがこれだけループされるとトランスだ、7:40の嵐。

13.

★★☆
What's Goin' On 2020
クランチギターリフにあとノリのビート、タイトルワードのフックに絡むカッコいいブラスのリフ。


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