
サンプリングと轟音の融合、ドライブ感と浮遊感の極致|「語り」と「旋律」が交差するスリリングな音世界
ロンドンを拠点に活動するJ. Willgoose, Esq.を中心としたインディー・ロック・ユニット、Public Service Broadcasting(PSB)。彼らの最大の特徴は、過去のパブリック・ドメイン(公的アーカイブ)から抽出した音声サンプリングを、ギターやドラム、シンセサイザーによる生演奏と融合させる独創的なスタイルにある。
サウンドの核となるのは、歴史的な出来事や科学的達成をテーマにしたコンセプト・ワークだ。宇宙開発、炭鉱産業、ベルリンの歴史、そして航空史。単なる懐古趣味にとどまらず、エレクトロニカの浮遊感、ポストロックのダイナミズム、そしてU2を彷彿とさせる切れ味鋭いギターリフを交錯させ、過去の熱量を現代のビートとして蘇生させる。
歌唱(ボーカル)ではなく「語り(ナレーション)」を主軸に据えながらも、驚くほどキャッチーでドライブ感に満ちたメロディは、リスナーを時空を超えた知的興奮へと誘う。緻密な構築美と、感情を揺さぶるライブ・パフォーマンスの熱量。彼らは音楽を通じて「歴史を再構築する」唯一無二のストーリーテラーである。
▼ストリーミング記録
2025.12.現在/as of 2025.12.
01.
★☆☆
Elfstedentocht,Pt.1 2013
軽快なリズムに、サウンドはU2を思わせる、スリリングでクールなアップナンバーだ。彼らの十八番トーキング・ヴォーカルが◎
02.
★☆☆
Signal 30 2013
映画のような始まりからギターの圧力、スマパンのような展開にここでもリーディング・ヴォーカルに効果音の挿入、刺激的だ。
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03.
★☆☆
Progress 2017
ギターのミュートリフからコード展開、女性の声がシンセのパートを抑える感じで◎。中盤のキラキラしたアルペジオの展開もドラマチック
04.
★☆☆
Turn No More 2017
弾んだようなリズムがせり上がってくる、ギターのストロークにヴォーカルはソウルフルに展開。
05.
★☆☆
They Gave Me a Lamp 2017
オルゴールにリーディングでスタート、リムショット牧歌的なサウンドのシンセが空間を埋める。中盤よりスネアの合図でビートがアップしていく。かっこいいブラスシンセのバッキングが被さり↗↗
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06.
★☆☆
The Unsinkable Ship 2018
全編を支配するギターバッキングはジミーペイジをイメージした、強烈な切れ味、メリハリの効いたアレンジに引き込まれる。
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07.
★☆☆
Der Sumpf - Sinfonie der GroBstadt 2021
フランジャーな効果に音がじわーっと被さってくる。ビートフルなループで展開するグルーヴナンバー。カッコいい展開、近未来のブルース、
08.
★★☆
Blue Heaven 2021
透き通る女性ヴォーカルでバラードかと思いきや、ビートが走り出す。クランベリーズをさらに切れ味鋭くしたようなアレンジが光る。カッコいい
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09.
★☆☆
Electra 2024
EDMを取りこんだクールなパワービートにリーディングとキャッチーなフック、ビートも表情を少しづつ変化させる繊細さがある。センス感じるナンバーだ
10.
★☆☆
Towards The Dawn 2024
ハイスピードなドライブ感のリズムに、ラジオヴォイスのサンプリング。スリリングなバンドサウンドにトークが映える。
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