Susan Köcher's Supraphon

ドイツの国旗
ゾーリンゲンの至宝、スザン・ケッシャーが追求する12弦ギターとアナログの美学|待ってたんだこんな女性シンガー!

ドイツ連邦共和国が輩出した稀代のシンガーソングライター、スザン・ケッシャー(Suzan Köcher)。彼女が率いる「Suzan Köcher's Supraphon」は、欧州の音楽シーンにおいて独自の座標軸を確立している。

スザンはノルトライン=ヴェストファーレン州のゾーリンゲンを拠点に活動し、2020年にはドイツの有望な才能に贈られる「popNRW-Preis」の優秀賞にノミネートされるなど、高い芸術性を認められている。

彼女の楽曲群は、緻密に計算されたアンサンブルと、聴き手の内面に深く沈み込むような神秘性を湛えている。デビュー作から一貫して見られるのは、重厚なリズムセクションと変幻自在なギターワークの融合である。「Thank You for Treating Me so Bad」における大胆な編曲や、「Poisonous Ivy」で提示される鋭利なギターフレーズは、彼女の音楽的知性の高さを証明している。

特筆すべきは、12弦ギターやアナログシンセサイザーを用いた重層的な音作りである。タイトル曲「Suprafon」に漂うダークな情感や、最新作「Seventeen」に宿る乾いた空気感は、単なる懐古趣味に留まらない。そこには、時代を跨ぐ普遍的な美学が存在する。一拍のアクセントからギターのカットアウトに至るまで、細部にこだわり抜いた彼女の表現は、音楽の本質を渇望するリスナーを魅了してやまない。


▼ストリーミング記録



2026.01..現在/as of 2026.01

01.

★☆☆
Thank You for Treating Me so Bad 2017
ストーンズのような生き物のようなうねり、大胆なアレンジ展開、これから先いくつもの快楽ナンバーが期待できると思わせるナンバー


02.

★☆☆
Poisonous Ivy 2019
ギターのフレーズが繰り返され、リズムの切り返しでビートオン! シンプルだがギターかっこいいぞ、俗にいうツボってヤツだ。ここでも大きなうねりと、神秘的なシンセのフレーズが◎

03.

★☆☆
Suprafon 2019
ダークサイドなムードの導入、曲が動き出すと重いリズムにトレモロの効いたギターのフレーズが並走する。タイトルワードのフックも耳にしっかりと残る。


04.

★☆☆
Living In A Bad Place - Single Edit 2024
ギターのリフにギターカットのコンビネーション、特にカットのパートが◎だ。一拍目のアクセントの絶妙のカッコ良さ

05.

★☆☆
Seventeen 2024
アメリカーナでドライビングなムードだが、やはりどこかダークさが潜んでいる。


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