RY X

オーストラリアの国旗
ドラマティックな起承転結を描くエモーショナルな音芸術|魂に直接語りかける囁くボーカル

RY X(ライ・エックス)は、オーストラリア出身のシンガーソングライターであり、その音楽は夢幻的なドローンサウンドと繊細なアコースティック楽器が見事に融合した独特の音世界を築き上げている。

彼の真骨頂は、聴く者の魂に直接語りかけるような囁くボーカルと、楽曲全体に流れる深く叙情的なドラマ性にある。

「Love Like This」で示されたアコースティックギターとドローンサウンドの根幹に加え、ピアノ主体の「Deliverance」や、アコギのアルペジオが印象的な「Sweat」など、一見ミニマルな構成の中にエモーショナルな起承転結を描き出しているのだ。

特に、代表曲「Only」は、哀愁を帯びたメロディラインを持つエレクトロニカ・リミックス版(Kaskade x Lipless Remix)と、ロイヤル・アルバート・ホールでのライブ音源(Live from the Royal Albert Hall)のテイクが存在し、彼の楽曲がオーケストラと共鳴することで、まるで「夕日に大きく羽を広げるフェニックス」のような雄大さを映し出すことを証明している。

また、フランク・ヴィーデマンによるリミックス(Your Love - Frank Wiedemann Remix)ではダンサブルな要素を取り込み、2024年の「You feat.Hermanos Gutierrez」ではラテン・インストゥルメンタル・バンドとのコラボレーションを通じて孤独で切ない心情を表現するなど、常に音楽性の幅を広げている。

RY Xの音楽は、単なるヒーリングやチルアウトに留まらず、聴く者に深い内省と感動をもたらす、孤高の音芸術である。


▼ストリーミング記録



2025.12.現在/as of 2025.12.

01.

★☆☆
Love Like This 2014
ギターとドローンサウンドが繰りなす音世界をドリーミーながら存在感を魅せるヴォーカルが美しい。ライの音楽の根幹がこの曲に込められているような気がする。心地いい

02.

Deliverance 2016.
ピアノとヴォーカルでそっと始まる。中盤からリズムが動き出していく

03.

★☆☆
Sweat 2016.
アコギのアルペジオ、囁くようなヴォーカル、印象的なコーラスパートが効果的に繰り返される


04.

★☆☆
Only - Kaskade x Lipless Remix 2016
哀愁感のメロディライン、ドラマチックなアレンジ。05.↓のオーケストラとのコラボでまた感動を与えてくれることになる

05.

★☆☆
Only - Live from the Royal Albert Hall 2020
ライの持ち味はこのテイクに集約されている。夕日に大きく羽を広げるフェニックスの雄大さ、そして地表の小さな草の緑まで逃さない




06.

★☆☆
Your Love - Frank Wiedemann Remix 2023
弾んだビート&ベースラインに哀愁のヴォーカルがオン

07.

★☆☆
You feat.Hermanos Gutierrez 2024.
一人旅の夜の孤独で切ない気分をそのまま音にしたようなイメージ。ぐーっと入り込んでしまったらたまらなくなる。エクアドル出身でスイス人兄弟によって、2015年にチューリッヒで結成されたラテン・インストゥルメンタル・バンドHermanos Gutierrezmも興味深い


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