
何もかもが美しきサラブレッド、制作チームも最強だ。
Gracie Abrams(グレイシー・エイブラムス)は、キュートなルックスと繊細ながらも表現力豊かなヴォーカルで、新世代のシンガーソングライターとして注目を集めている。
彼女の音楽は、しばしばドリーミーでウィスパーヴォイスが特徴だが、楽曲によってはロック的なグルーヴや軽快なリズムを採り入れ、多様な側面を見せる。
彼女の最大の強みは、その類まれな音楽的血統と、業界最強のチーム編成にある。父親は映画監督J.J.エイブラムスであるというサラブレッドの背景を持ちながらも、自身の実力で評価を確立している。
豪華なコラボレーター陣
グレイシーの楽曲制作には、ヒットメーカーが多数参加している。
Aaron Dessner(アーロン・デズナー): The Nationalのメンバーであり、Taylor Swiftらとの仕事で知られる彼とのコラボレーションは特に深く、「I Know it won't work」「Amelie」「Fault line」など、彼女のドリーミーで内省的な世界観を構築する上で核となっている。
Blake Slatkin(ブレイク・スラットキン): 「Mess It Up」を手がけたヒットメイカーであり、楽曲に軽快でリズミカルなフックをもたらしている。
James Murphy(ジェームス・マーフィー): LCD Soundsystemのメンバーであり、「North American Scum」ではロック色の濃いデュエットナンバーを提供し、音楽性の幅を広げている。
代表的な楽曲の魅力
「Long Sleeves」では、ドローンサウンドに乗せたキュートなヴォーカルが感動的な表現力を見せる。「Amelie」や「Fault line」のような楽曲では、アコースティックギターの優しい音色と彼女の歌声が、夢のような音空間を創出している。
また、親友のオードリー・ホバートと共作した「I Love You, I'm Sorry」のライブテイクは、彼女の生の表現力がいかに魅力的であるかを証明している。グレイシー・エイブラムスは、繊細な感性と豪華な才能に支えられたサウンドプロダクションにより、音楽シーンで確固たる地位を築きつつある。彼女の今後の活動から目が離せない。
▼ストリーミング記録
2025.12.現在/as of 2025.12.
01.
★★☆
Long Sleeves 2020.
ドローンサウンドにキュートなヴォーカル、表現力の美しさは感動的でもある。アウトロに向けてのアコギのパートも◎
02.
★☆☆
Mess It Up 2021.
ヒットメイカー ブレイク・スラットキンの作品。ギターのパワーコードカットに乗せて軽快に展開するヴォーカル。繰り返されるフックもリズミカル。
03.
★☆☆
I Know it won't work 2023.
アーロン・デズナーの作品、サビからの展開がビートが強調されて印象的に仕上がっている。
04.
★☆☆
Amelie 2023.
アーロン・デズナーの作品。やさしい音色のアコギのアルペジオにウィスパーヴォイスが夢のような音空間。
05.
★☆☆
Fault line 2023.
アーロン・デズナーの作品。響きを抑えたアンティークなアコギサウンドにドリーミーなグレイシーの歌声が心地いい。
06.
★☆☆
North American Scum feat.Miya Folick 2023.
同じLAのミヤ・フォリックとのデュエットのロック色たっぷりのナンバー。軽やかなカウベルがいい味を出している。LCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーの作品
07.
★☆☆
What We Wanna 2023.
タメの効いたグルーブのロックナンバーはコートニー・バーネット、ミヤ・フォリック、ステラ・モズガワの作品。
08.
★☆☆
I Love You, I'm Sorry - Live From Vevo 2024.
アーロン・デズナーとグレイシーの親友の市オードリー・ホバートの作品。music I guessであまり取り上げないライブテイクだが、グレイシーの表現の魅力がよくわかる。