Bernard Butler

イングランドの国旗 
絶妙な枯れ味とPOP/ROCKの千里眼を兼ね備えた、元Suedeギタリストによる繊細かつドラマチックな音世界。

Bernard Butler(バーナード・バトラー)は、UKロックシーンの歴史において、Suedeの初代ギタリストとして名を馳せた、POP/ROCKの千里眼を持つアーティストである。

90年代のブリットポップを象徴する刺激的なサウンドメイキングで一世を風靡した後も、ソロ活動やプロデューサー/コラボレーターとして、一貫して高品質な作品を生み出し続けている。

彼の音楽は、卓越したギタープレイと、情感豊かでドラマチックなメロディの構築力に特徴がある。ストリーミング記録に見られるように、近年の作品では、その才能は「見事な枯れ具合」と評される深みを増している。

音楽性の核となる要素

  • 卓越したギターワーク: 初期からアグレッシブなクランチギターや刺激的なスライドを多用する一方、近年では「You Light the Fire」のような美しいアコースティックギターのコンビネーションも聴かせる。特に「London Snow (2024)」での絶妙な歪みと泣きの展開は、熟練の仕事を証明している。

  • 深みのあるバラード: 「In Vain」「I'm Tired」「The Sea」などに代表されるように、ピアノ、ストリングス、シンセを巧みに用いたムーディで繊細なスローバラードを得意とする。時間の経過とともに味わい深い声となったヴォーカルの再録音バージョン(2022年)は、その成熟度を示すものだ。

  • コラボレーションと多様性: 近年はJessie Buckleyとの「For All Our Days That Tear The Heart」「Footnotes On The Map」といったシネマティックなゲストワークや、Butler, Blake & Grant名義の「The 90s」など、アコースティック、ソウルフル、フォークなどジャンルを超えた質の高いミディアムナンバーにも挑戦している。

Bernard Butlerは、単なるギタリストの枠を超え、メロディとアレンジで聴く者の心に訴えかける熟練のサウンドメイカーとして、今なお第一線で活躍し続けている。彼の最新作は、UKロックファンだけでなく、質の高いAORやメロディアスな音楽を求める全てのリスナーにとって必聴である。

 
▼ストリーミング記録



2025.12.現在/as of 2025.12.

01.

★☆☆
In Vain 1998/2022
遠くから何か近づいてくるようなシンセ、ヴォーカルインでバラードがスタート。シンセは一貫として宙を舞う。ギターもスライド多用で刺激的。

02.

★☆☆
I'm Tired 1998/2022
アコギのセンスあるフレーズにピアノが絡む絶妙のバランスのバラードだ。間奏のピアニカが◎


03.

★☆☆
You Must Go On 1999
圧のこもったイントロから解き放たれるパワーポップ・ミディアム・バラード。ボンジョヴィやブライアン・アダムスなどをイメージする。

04.

★☆☆
Everyone I Know Is Falling Apart 1999
繊細に揺れるエレピとギターのフレーズに支えられるスローバラード。情感たっぷりメロディアス


05.

★☆☆
You Light the Fire - 2021 Vocals Version 2022
実に美しいアコギ二本のコンビネーションの導入、ソウルフルなヴォーカルが流れるようだ。




06.

★☆☆
Not Alone - 2021 Vocals Version 2022
ドラマチックなイントロから一転解き放たれるような展開で始まる。ポップなメロディ、モータウンなストリングスと見事な味付け。クランチギターのソロも◎

07.

★☆☆
In Vain - 2021 Vocals Version 2022
ヴォーカルの再録音、一部ギターもオーバーダブしたテイク

08.

★☆☆
I'm Tired - 2021 Vocals Version 2022
ヴォーカルの再録音、一部ギターもオーバーダブしたテイク。こちらはキーも違うようだ。年月が経過して実に味わい深い声になっている。

09.

★☆☆
The Sea - Edit 2022
ムード満点のピアノのたっぷりのイントロから始まるバラード。波音に耳を澄ますんだと言わんばかりの静かな、そしてやさしい展開。


10.

★☆☆
For All Our Days That Tear The Heart 2022
Guest performance in Jessie Buckley
哀愁感たっぷりのアコギのバッキングパートから、ジェシーの素敵なヴォーカルが始まる。ムービーライクなアレンジだ。

11.

★☆☆
Footnotes On The Map 2022
Guest performance in Jessie Buckley
アコギに乗せて静かに始まる2コードのループ、じわじわと↗に来るパターンだ。ベースにコンガ、ハンドクラップ、そしてコーラスが入り、ゴスペルのニュアンスも出てしっかりと↗↗




12.

★☆☆
Preaching To The Choir 2024
アコギのバーナード、フィドルが絡むミディアムバラード。

13.

★★★
London Snow 2024
そっとシンセパッドとピアノ、静寂の後、絶妙の歪み具合のギターにアコギのコンビネーションで曲が始まる。ギターソロは意表を突くサウンド、そしてそのあとは泣ける展開へ、見事な仕事だ。脱帽だ


14.

★☆☆
The 90s 2025
Butler,Blake & Grant
ハイポジのアコギを交えた三人のコンビネーションとストリングスにくるまれたミディアム。ソウルフルでもありフォーキーでもある心地よいナンバー


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