
スラッピング・ファンクの元祖ベースを打楽器に変えた革命児。グラハム・セントラル・ステーションが築いたスラップ・ファンク
グラハム・セントラル・ステーション(Graham Central Station)は、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのベーシストであったラリー・グラハムを中心に結成された、米国カリフォルニア州サンフランシスコ出身のファンクバンドである。
ラリー・グラハムは「チョッパー」と呼ばれる親指で弦を叩く奏法、すなわちスラップ・ベースの創始者として音楽史にその名を刻んでいる。1970年代のファンクシーンにおいて最も影響力のあるグループの一つであり、1974年にはグラミー賞最優秀新人賞にノミネートされた実績を持つ。
彼らの楽曲の核は、一拍目を強烈に意識した「オン・ザ・ワン」のグルーヴと、地響きのようなベースラインにある。初期の代表曲「We've Been Waiting」で見せる緻密なアカペラ・コーラスから、「Hey Mr. Writer」における嵐のようなスラップの連打まで、その音楽性は極めてダイナミックである。重厚なリズムセクションに華やかなブラスと多層的なハーモニーが重なり、聴き手を圧倒するエネルギーを放出する。
後進のベーシストやプリンスをはじめとする多くのアーティストに多大な影響を与えた彼らのサウンドは、時代を超えてファンクの教科書であり続けている。全編を通して、ベースが打楽器としての役割を果たすスリリングな展開が最大の魅力である。
▼ストリーミング記録
2026.03.現在/as of 2026.03.
01.
★☆☆
We're Been Waiting 1973.
耳に残るフレーズだ、アカペラの0:58
リンク
02.
★☆☆
Hey Mr. Writer 1974.
今で言うナイルロジャースサウンドのギターカット、ドラムが隠れてしまうほどの嵐のようなスラップベース、一拍目の強烈なアクセント、凄いパワーだ。
03.
★☆☆
Feel the Need 1974.
軽快なリズムでヴォーカル展開する。ビートは強烈に押し上げてくる。コーラスのハーモニーパート、ブラスパートも刺激的。
リンク
04.
★☆☆
Rntrow 1976.
マーチのリズムで始まる。コーラスパートから曲が動き出す。一拍目強調のミディアムファンクビート。エレピソロ、ギターソロ、オルガンソロ、そして花形はベースの唸り声。
05.
★☆☆
Love and Happiness 1977.
キャッチーなヴォーカルライン、休むことなく全開のリズムに弾け飛ぶブラス、実にエネルギッシュだ。
リンク
Sponsored Links