
グラミー賞受賞プロデューサー、ダニエル・ラノワ。U2やボブ・ディランを支えた孤高の音楽家|ロックのイロハ見事に揃ってます。
カナダ・ケベック州が生んだ音楽家、ダニエル・ラノワは、現代音楽史において最も重要な音楽プロデューサーの一人である。彼はグラミー賞の「最優秀アルバム賞」を複数回受賞しており、U2やボブ・ディラン、ピーター・ガブリエルといった巨星たちの傑作を世に送り出してきた。
ラノワの音楽性は、緻密な音響設計と土着的なロックのダイナミズムが共存している点に最大の特徴がある。1993年のアルバム『フォー・ザ・ビューティー・オブ・ウィノナ』に象徴される、地平線を想起させる静謐なストリングスと熱量を帯びたギターワークの対比は、彼にしか成し得ない表現である。
ブライアン・イーノとの協作で培ったアンビエントな質感は、2000年代以降の作品でもスチールギターの響きや重厚な低域の構築に活かされている。
2009年に始動したバンド「「ブラック・ダブ」」に見られるライブセッションへのこだわりは、音の隙間に宿る緊張感を重視する彼の姿勢を裏付ける。ゴスペルやソウルの要素を解体し、タイトなバッキングと緻密なコーラスワークで再構築する手腕は、時代に左右されない普遍性を備えている。卓越した感性と技術によって鳴らされるその音響は、聴き手の魂を震わせる。
▼ストリーミング記録
2026.02..現在/as of 2026.02
01.
★☆☆
Death of a Train 1993
微かに聴こえる程度のストリングスにヴォーカルが乗る。遠き地平線をゆったりと進む感じ。リラックスだまったく。
02.
★☆☆
Lotta Love to Give 1993
この人の中にもトムペティが潜んでいる、というか彼のようにできるセンスが備わっているということ、へたにやるとダサダサになるから。ギターソロ熱いぞ。
03.
★☆☆
Indian Red 1993
インディアンをイメージしたリズムとチューバベース、焼ける太陽が似合うムードのナンバーだ。
04.
★☆☆
Rocky World 1993
アルバムのラストのナンバー、メロディの美しいミディアムスローバラード。
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05.
★☆☆
Sometimes 2003
Aメロがサビと言えるが展開として刺激的。いい曲、ダニエルのリラックスしたひと時の表現だろう。
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06.
★☆☆
Sometimes 2021
スチールギターとソリッドのナチュラルトーンのギターの絡みのイントロから、いいメロディのAメロへ、展開が期待される。ヴォーカルも自然でやさしい2003年作品曲のライブヴァージョン、どちらがお好き?
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07.
★☆☆
Not Fighting Anymore 2021
スチールギターが心地いいカントリータッチではあるが、随所にロックセンスが潜んでいる。
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08.
★☆☆
Power 2021
重低音を意識したベースにまず耳が行く。コーラスパートからの展開、ファルセットのヴォーカルはトム・ヨークを思わせる。
09.
★☆☆
Please Don't Try 2021
ハモンドでゴスペルを思わせるドラムレスのソウルフルなナンバー、バッキングがタイトで斬新。コーラスは極上の心地よさ。
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